新型コロナウイルスはいつまで続く?SARSやMARSから分かる終息日!

中華人民共和国湖北省武漢市で昨年(令和元年)12月以降、新型コロナウイルス関連肺炎の発生が報告され、国内でも1月28日現在で、武漢市に滞在歴がある肺炎患者4名、武漢市への渡航歴ない肺炎患者2名から新型コロナウイルスが検出されています。

そこで今回は、そんな新型コロナウイルスがいつまで続くのか?

過去に起きたSARS(重症急性呼吸器症候群)やMARS(中東呼吸器症候群)を参考に収束日を推測していきます!

新型コロナウイルスが世界で猛威を振るう

ロイター通信によると、中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎は、これまでに中国で106人が死亡、感染者は中国を中心に世界全体で4520人以上に達しているとのことです。(2020年1月28日時点)

また、当局の発表によると、1月27日の時点で中国国内での死者は106人で、このうち湖北省が100人。

国内の感染者数は4515人。湖北省で確認された感染者は2714人で、26日時点の1423人から増加しています。

さらに、中国本土以外では、タイと香港でぞれぞれ8人の感染を確認。

米国、オーストラリア、台湾、シンガポール、マカオがそれぞれ5人。

日本、韓国、マレーシアが4人。フランスが3人。ベトナムとカナダが2人。

ドイツ、スリランカ、ネパール、カンボジアが1人の感染が確認されています。

新型コロナウイルスとは?症状・潜伏期間・治療方法

新型コロナウイルスとは?

重度の肺炎などを引き起こす新型コロナウイルスは、SARS(サーズ)やMERS(マーズ)と同じコロナウイルスの仲間です。

しかし、コロナウイルスはヒトや動物の間で広く感染症を引き起こすウイルスですが、今回のウイルスは既知のウイルスと一致しない新型のコロナウイルスでした。

ヒトに感染するコロナウイルスとしては、すでに6種類が知られていますが、そのうち4種類は、一般的な風邪の原因となるウイルスで、ヒトに日常的に感染しています。

残りの2種類は、重度の肺炎の原因となるSARS(重症急性呼吸器症候群コロナウイルス)とMERS(中東呼吸器症候群コロナウイルス)です。

中国で見つかった新型コロナウイルスは、これら6種類には当てはまらない新しい型で、世界保健機関(WHO)では一時的に「2019-nCoV」と命名されています。

新型肺炎の症状・潜伏期間・治療方法

新型コロナウイルスによる肺炎の主な症状としては以下のようなものが確認されています。

  • 発熱
  • 全身倦怠感
  • 乾いた咳
  • 呼吸困難(入院患者など重症例)

潜伏期間や感染源・感染経路は調査中ですが、最大で14日間程度と考えられています。

治療方法については現時点ではわかっておらず、有効なワクチンもありません。

予防対策

現在の状況では、いつどこで新型肺炎の感染者と接触してしまうかわかりません。

有効な治療方法もないので、予防・対策が大切です。

新型コロナウイルスの予防対策についてはまだよくわかっていませんが、既知のコロナウイルスの特徴から次のような対策が考えられます。

  • マスクを着用する
  • 手洗いを徹底する
  • 60%以上の高濃度アルコールで身の回りを除菌・消毒する

また、アメリカ疾病予防管理センターによると、アルコール消毒には60%以上の高濃度アルコールが推奨されていますので、自宅やオフィスの消毒には、アルコール濃度60%以上の除菌効果のあるスプレーやクロスが便利とのこと。

特に、手でよく触るドアノブやテーブル、リモコン、電気のスイッチなどは、こまめに拭いて除菌・消毒をしておくと良いそうです。

※2020年1月28日現在

新型コロナウイルスはいつまで続く?

では、新型コロナウイルスはいつまで続くのでしょうか。

過去に起きたSARS(重症急性呼吸器症候群)やMARS(中東呼吸器症候群)などから終息日を推測してみたいと思います。

SARS

SARSはコロナウイルスによる感染症で、2002年11月に中国広東省で発生し、2003年7月にWHOによって終息宣言が出されていますた。

この間、アジアを中心に32カ国・地域に感染が広がり、感染者数は8,098人、死者は774人にのぼっています。

MARS

MERSは、コロナウイルスによる感染症で2012年9月に中東で発生し、2019年11月末までに中東・欧州を中心に患者や輸入症例が報告された国は27カ国、感染者数は2,494人、死者は858人にのぼっています。

このように、過去の起きたコロナウイルスによる感染事例を見ていくと、SARSは終息宣言されていますが、MARSは終息宣言されていません。

そのため、新型コロナウイルスも必ず終息するとは言い切れません。

また、専門家によると、今回の新型コロナウイルスは当時のSARSより怖いという見解もあり、SARSが9ヶ月で終息宣言されたのに対し、それより長く続く可能性も懸念されています!

これが本当なら、早くても2020年8月までは続くと思われます。

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