進化し続ける日本の歌姫・坂本冬美さん。
今回は、そんな坂本冬美さんの声がかすれる原因は老化なのか?
また、それ以外の理由なのか?
ハスキーボイスの謎に迫ってみたいと思います!
坂本冬美の声がかすれると話題!
しっとり艶やかな歌声はあまたのファンを魅了し、日本の演歌界を代表するスターとして、大活躍を続けておられる坂本冬美さん。
そんな坂本冬美さんの声がかすれていると、ネット上で話題になりました!
坂本冬美さん、最近 声かすれ気味じゃない?
— まなちー (@mana_ytnc) May 13, 2016
最近、坂本冬美が声かすれ気味なのが気になる。ひっかかる感じ。
— ゆびおさ (@Opossum86) December 31, 2013
坂本冬美って喉悪そうにみえるけどまえからあんなかすれ声だったっけか
— matthew@ひびきの高校 (@Matthew_tbb) April 24, 2014
なかには、坂本さんの声帯の病気を心配する声もありました。
坂本冬美さんの声がレコードの針が飛んだ感じ?かすれ?声帯の病気じゃないか心配。
— アニタ (@spmiffy) April 22, 2016
こちらが声がかすれている実際の動画です↓
坂本冬美の声がかすれる原因は老化?
では、坂本冬美さんの声がかすれる原因は一体何なんでしょうか?
主に考えられる4つの原因について紹介していきます!
原因➀ 老化
まず、一つ目は老化です。
加齢により手足の筋力が弱くなるように、声を出す時に使う声帯やその回りの筋肉もどうしても衰えてしまいます。
この声の老化を発声のメカニズムから説明すると、声帯は声の音源。喉仏の奥にあり、2本の弦のような形をしています。
ギターと同じように、その弦が振動することで音が出て、弦の状態や、それをうまく使えるかどうかで声の質が決まってきます。
2本の弦は息を吸うときに開き、閉じると声が出ます。
声帯がピッタリと閉じていて、気道から上がってきた空気によって弦がきれいに振動すると、いい音が出ます。
ところが、声帯周りの筋肉が衰えると、二つの弦がしっかり閉じずに隙間が空いてしまいます。
すると、弦がきれいに振動しなかったり、その隙間から息が漏れてかすれた声になったりします。
ちなみに、女性の場合は閉経後、声の老化が顕著にあらわれます。
特に40代後半から50代で女性ホルモンの分泌量が減り、その影響で声帯がむくんで太くなり、声が低くなるそうです。
原因➁ 意識の違い
続いて、二つ目は坂本冬美さんの意識の違いです。
坂本冬美さんは過去のインタビューで“歌うこと”について、このように発言されていました。
「若い頃は失敗しちゃいけないとか、レコードやCDと同じキレイな声で歌わなきゃいけないという気持ちが強かったのですが、今は、例え声がかすれようと、体調がどうであろうと、今の自分にできる精一杯の歌を聞いていただければいいんだって考えるようになって。それからは、以前ほど自分を苦しめるような緊張感はなくなり、とても楽しく歌えるようになりました。キャリアを重ねることによって、肩の力が抜けた感じがありますね」
なんでも、このような考え方になったきっかけは、同じ演歌歌手の五木ひろしさんの言葉だったそうです。
「五木さんは、とにかく毎日全力投球なので、私は『千秋楽までペース配分とかお考えにならないんですか?』とうかがったんです。そうしたら、『1回1回全力投球。毎日出し切って、また新たな気持ちで臨めば、自然とエネルギーが沸いてくるんだよ』と。その言葉を聞いてから、私もとにかく出し切ることを意識するようになりました。もちろん、長い公演の中には体調がいまひとつということもありますが、それでも全力投球でやるという思いを持って舞台に立てば、必ずお客様に思いは伝わると実感しています」
若い頃にはなかった“かすれ声”の原因も、こういった意識の違いからきているのかもしれませんね。
原因➂ 楽曲の違い
続いて、三つ目は楽曲の違いによるものです。
坂本冬美さんの「かすれ声」や「ハスキーボイス」は、全ての楽曲で聞かれると思われがちですが、実はそうではありません。
ある特定の曲の時だけ聞かれます。
例えば、デビュー曲の「あばれ太鼓」では、歌声の「返し」や「返り」の部分と、「こぶし」になる部分が、多少かすれ気味に聞こえます。
※ちょうど「裏声」にあたる部分です。
このかすれるように聞こえる所が、どうしても「ハスキー風」に聞こえてしまいます。
これを歌詞で説明すると、
-
あれも夢なら これ(も夢)たたく(太鼓の)暴れ打ち・(夏がゆ)く。
このような感じです。
上記のカッコ内の部分をよーく聴いてみて下さい。
おそらく、かすれたように聞こえると思います!
もしかしたら、この「返し」や「こぶし」になる部分の“かすれ声”が、年齢とともに目立ったのかもしれませんね。
原因➃ 父親の死
最後は、坂本冬美さんの父親の死によるものです。
坂本さんは、1987年に「あばれ太鼓」でデビューすると、同曲が80万枚を超える売上を記録し、『第29回日本レコード大賞』などで数々の新人賞を獲得。
その後も、1996年の29歳の時に「NHK紅白歌合戦」の紅組のトリを務めるなど、演歌界の第一線で活躍されていました!
しかし、1997年、実父が交通事故で他界。
このことをきっかけに、坂本冬美さんは虫垂炎で急遽入院したり、持病の膵臓炎の悪化など体調が優れない日々が続き、
歌手活動15周年を迎えた2002年3月に、「父の死を受け入れられず、人生の応援歌を歌うのが精神的に辛くなった」と、歌手業を含めた一切の芸能活動を休止されました。
そんな芸能活動を休業中、坂本さんは歌に対しての自信がなかなか取り戻せずに悩まされ、声にコンプレックスを持つほどまで落ち込んでいたそうです。
実は、こういったストレスや心的外傷等による心因性の原因から、声が出ない、話せない状態だけではなく、声が出てもかすれたり、しわがれ声になってしまう等の症状が出ることがあります。
もしかしたら、この過去の精神的なダメージが、現在の“かすれ声”に関係しているのかもしれませんね。
坂本冬美のハスキーボイスは意外にも好評!?
ここまで坂本冬美さんの声がかすれる原因など、マイナスな部分をお伝えしていきましたが、
実は、この“かすれ声”が好きという方も多くいました!
坂本冬美さんの声のかすれ具合?良いよね!!
— ねこ🌏リッター4k (@nekodelic) August 18, 2017
坂本冬美のかすれ声加減好きなんだけど
— めろ.。.:* (@yuiyuiyuibe) December 31, 2014
坂本冬美のあの声のかすれ具合が好きだわ〜
— ちゅんちゅん (@k_chunmasa) December 31, 2013
そして、坂本冬美さん…こぶしまわしはるときの声のかすれがカッコいい&セクシーすぎた(*´д`*) 今まで、こんないい音ききとれなかったよ…
— あおまふ@作詞家 (@aomafu) April 21, 2012
このほかにも、「坂本冬美さんの、Love Songs は、何度聴いても良いですが、特に気にいっているのは、”言葉に出来ない”の、かすれた声がなんとも、何とも言えず、気に入っています!」といったような好評の声もありました!
まとめ
今回は、坂本冬美さんの声がかすれる原因についてお伝えしていきました。
考えられる原因は主に以下の4つでしたね。
- 老化
- 意識の違い
- 楽曲の違い
- 父親の死
しかし、このハスキーボイスが好きという方も多くいたので、あえて出しておられる可能性も十分にあり得ます!
そんな坂本冬美さんの今後の活躍にも期待したいです!!
演歌の発声法が 喉に負担を掛けているのでしょう! 特に岸壁の母は 浪曲師の発声法です。歌手生命を縮めていると思います。